1983-05-19 第98回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
昭和三十六年の三陸フェーン災害は、岩手、宮城、青森、三県で一万九千二百六十ヘクタールを焼失いたしました。今回の火災は五千二百三十六ヘクタールでございます。残念ながら、長期の山林火災に対する予防対策が立てられておりません。北上川は、百年に一度の水害に対処するために県内に十以上の巨大なダムが毎年つくられております。
昭和三十六年の三陸フェーン災害は、岩手、宮城、青森、三県で一万九千二百六十ヘクタールを焼失いたしました。今回の火災は五千二百三十六ヘクタールでございます。残念ながら、長期の山林火災に対する予防対策が立てられておりません。北上川は、百年に一度の水害に対処するために県内に十以上の巨大なダムが毎年つくられております。
次に、昭和三十六年の三陸フェーン災害のときの気象条件の記録を見ますと、今回のこの連絡会議の当時の気象状況というのと全く同じであります。晴天続きで、降雨が少なく、高温に見舞われておる。低気圧が日本海に発達し、強風を吹かせた、こういう条件からフェーン現象が起こった、これが火災を大きくした原因であるとはっきり書いております。
したがって、三十六年のフェーン災害による大火災で大打撃を受けました。私はその当時の現地も見てまいりました。それに比べると今度は規模はそれほどではないにしても、非常に各地に頻発をした火災であり、かつまた零細な山林所有者が被害を受けております。 そこで、まず先ほど仲川委員からもお話ありましたように、とにかく造林意欲を持たしてやらなければいけない。零細な人たちはとてももう立ち直る気がない。
そういうことで、実態を調査して、その被害が報告とたいして違いがないという場合であれば、いま言ったように、この地帯は三十六年もフェーン災害があったところである、またこれは特殊な、政治的にはまさに恥部とも言うべき、一つのチベット地帯とも言われておるような地帯である、そういうことを十分承知して、これらを適用するように考えていくという御答弁であったわけでありますので、この点は、農林省としては、その後の調査に
特に今回の雪害地帯は、日本のチベットといわれる山また山の僻地で、その産業は、炭焼き、酪農等にたよっている状態でございまして、加えて、昭和三十六年のフェーン災害の立ち直りを見るに至っていない上、例年積雪量が非常に少ないそのような地帯に積雪を見たわけでございまして、この被害は非常に甚大であったと申さなければならない、かように思うわけでございます。
さらにまた、この地帯はフェーン災害の被災地でございまして、このフェーン災害の結果、当時の被害額としては約四十一億円の被害があったのでございまして、二戸当たり約二十二万一千円という被害額であったのでございます。そのときには天災融資法の発動はもちろん見たわけでございますが、フェーン災害による天災資金の借り入れの未償還額は、現在三千万円、二戸当たり二万円ということになっております。
あるいは特にフェーン災害を受けた地帯でありますので、なだれの防止がもう当然予想されるわけであります。これに対して、農林省所管のこのなだれ防止林その他についての措置はいかようにお考えになっておられるのか、その点をひとつお伺いをいたしたいと思います。
特に豪雪のひどかった三陸地帯は、以前に三陸フェーン災害がありましたが、これらとは全く性質の異なる、しかも記録にない新たなる被害でございまして、これらの点につきましては、十分に新しい観点からいろいろな配慮がされなければならない、かように考えるものでございます。
三陸のフェーン災害のときにおきましても炭焼きはだいぶやられておるわけであります。これらのときにはどのような措置をおとりになっていたか、そしてそれを勘案して、今後とも十分なる措置をおとりになる具体的な考え方をお聞きしたい。
このうち、融雪災害、あるいは四月、五月のフェーン災害その他を配分しておりますし、また、北海道災害等、早急に検討して決定いたすべきもの等がございますので、そういうものを差し引きますと、災害ワクとして二十数億程度、三十億足らず残っておる、こういう状態でございます。
と申しますのは、五月のフェーン災害、六−八月の集中豪雨、九月の十八号台風を加えまして、現在、査定済みの復旧費に対する補正は、少なくとも三百五十億円程度は必要といわれておるのであります。しかるに、補正は百四十九億、予備費百二十億の今次補正予算では、不足することが当然でありまして、特に看過できないことは、特別立法はおのずから制限されます。
――――――――――――― 十月六日 三陸フェーン災害による復旧措置に関する陳情 書 (第七〇号) は本委員会に参考送付された。
本年は冬期雪害を初めとして三陸フェーン災害、六月下旬以降の梅雨前線豪雨災害、第二室戸台風等、相次いで災害が発生し、農林水産業関係においても多額の被害をこうむりましたことは、まことに憂慮にたえません。
本年は冬期雪害を初めとして三陸フェーン災害、六月下旬以降の梅雨前線豪雨災害、第二室戸台風等相次いで災害が発生し、農林水産業関係においても多額の被害をこうむりましたことは、まことに憂慮にたえません。
(災害対策費) まず、災害対策費でありますが、本年は、年初来最近に至るまでの間、三陸フェーン災害、梅雨前線豪雨災害、集中豪雨災害に引き続いて、第二室戸台風による災害等、数数の災害に見舞われ、その被害は全体として相当大きな額に達しております。
まず災害対策費でありますが、本年は、年初来最近に至るまでの間、三陸フェーン災害、梅雨前線豪雨災害、集中豪雨災害に引き続いて、第二室戸台風による災害等、数々の災害に見舞われ、その被害は全体として相当大きな額に達しております。
御承知の通り、ことしの災害は、五月のフェーン災害から六月の集中豪雨、今回の十八号台風、あるいは風水害の陰に隠れてはおりますけれども、六、七月の関東、中国あるいは九州に起こりました大早魃、あるいは北美濃地震、こういうふうにたくさんの被害がありまして、その被害も相当額に上り、かつ、範囲も全国に及んでいるわけであります。
先般も森林公団の発足等において当委員会においていろいろ論議を尽くしたのでございますが、今度のフェーン災害によって、四百町歩くらい被害を受けたのでありますが、これは御承知の通り、官行造林は官行造林に指定になると同時に、もうほとんど個人や民間の人たちが立ち入り禁止するほど厳粛に取り扱ってきたものを、一朝にして烏有に帰した。今後はどうするかということで、非常にまあその点が気がかりになっておるわけです。
○千田正君 三十八国会の終わりごろになって、突如として、青森、岩手両県下に特殊なフェーン災害によるところのいろいろな問題が起きたのでありますが、これに対して各省に関係する問題がありますけれども、私は特に農林水産に関する問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。
○委員長(藤野繁雄君) 農林水産関係の三陸フェーン災害に関する件を議題といたします。 本件について質疑の要求があります。御発言を許します。 速記とめて。 〔速記中止〕
○山本(猛)委員 去る二十九日より翌三十、三十一日にわたり、岩手県下に起こったフェーン災害の実情並びにその応急措置等調査のため、私は三十日夜東京発、翌三十一日、盛岡駅長室において岩手県の杉田厚生部長より一応事情聴取の後、直ちに災害現地たる宮古市、下閉伊郡田老町及び最大の被災地田老鉱山等にわたりつぶさにその実情を視察し、また、これが応急措置等の点について現地当局と打ち合わせを遂げて参ったのでありますが